今回のMOWL STAN STORYは、mowlブランドを物語るにおいて欠かせない『ヨーヨーに描くアートワーク』に関しての記事を書きたいと思う。
mowlブランドは2016年に『M』を皮切りにこれまで数々のモデルを発売してきたが、mowlのプロダクトは、ヨーヨーをプレイするにおいてのヨーヨー本体の機能や性能だけにとどまらず、この『アートワーク』に関して莫大な時間と労力を注いでいるかと推測される。
一つ一つのヨーヨーに対して、それぞれのコンセプトやストーリー性のあるアートワークを落とし込む事により、ヨーヨーに更なる『付加価値』をつける形で、mowlユーザーの拡大、mowlファンを獲得、そしてコレクション心をくすぐる作品を数々作り上げてきた背景がある。
今回は、そのmowlを代表するアートワークの中から6つを紹介したいと思う。
【 Surveillance (2020)】
mowlのプロダクト内で絶大な人気を誇る看板機種『Surveillance』。
mowl Ambassadorのタナカ ダイキ選手のシグネイチャーモデルとして2017年に発売された初代Surveillanceは、2020年にアップデートを行った。
アートワークに関しては『KALON DESIGN STUDIO』のKALON氏が担当し、初代Surveillanceのアイコンでもある『眼』のコンセプトを引き継ぎ、ヨーヨーのフェイス全体にアートワークを手掛けた。
mowlブランドを一躍業界内外に印象付ける事となったSurveillanceは、性能自体もアップデートしたプロダクトではあるが、やはりこのアートワークの付加価値あっての結果ではないだろうか。
同選手のシグネイチャーモデルシリーズ『#mowls』シリーズは、この『眼』のアイコンを基調とし、今日まで多数展開されている。
【 Surveil 】
mowl Ambassadorのタナカ ダイキ選手のシグネイチャーモデル『Surveil』。
初代Surveillanceから採用されている『眼』のデザインがフェイスの中心に描かれ、フェイスを囲むように時計の文字盤が描かれている。
また、同モデルはヨーヨーの内側のフェイスにもアートワークを施した、各国(各都市)限定モデル『Skyline Series』を展開し、mowlファンのコレクション心をくすぐるプロダクトとして人気を誇っている。
【 Vigilancia 】
mowl Ambassadorのタナカ ダイキ選手のシグネイチャーモデル『Vigilancia』。
『#mowls』シリーズの眼のアイコンを囲むように、レンザティックコンパスのアートワークが描かれている。
自身の位置を把握すると共に目的地への方角へ導いてくれるレンザティックコンパスは、Vigilanciaと共にヨーヨーをプレイするにあたり、現在の自身のレベルや今後プレイしていくにあたり、共に成長できる道標を記してくれる事を連想させてくれる。
3ndロットの発売にあたり、中心部の眼のアートワークのサイズ感を見直した事により、よりインパクトのある作品に仕上がった。
【 Obsession+ 】
mowlのステップラウンド形状のバイメタルモデル『Obsession+』。
Obsession の代表的なアイコンの手で構成されている『脳』をコントロールするかの如く、両手がフェイス周りに描かれている。
同モデルの名前から連想される『病みつきになる』『クセになる』の言葉通り、ヨーヨーをプレイするだけにとどまらず、このアートワークに関してもこのヨーヨーを手にしたユーザーの脳内を刺激される、抜群に印象を与える作品に仕上がっている。
【 High Wall(2021)】
昨今の世界情勢からmowl Producerのオクヤマ氏の思いをアートワークに落とし込んだ『High Wall』。
ヨーヨーのフェイス全体に『先の見えない暗闇/ブラックホール』を連想させるアートワークを描き、その暗闇の壁の中で『人』が試行錯誤しながら何とか生きようとしているかの如く、まさにオクヤマ氏の当時の感情や決意がこのアートワークに表現されているのではないだろうか。
MOWL STAN管理人もmowl Productの中で群を抜いてお気に入りの作品/アートワークである。
【 Heterogeneity 】
mowl Ambassadorのクシロ ケンタ選手シグネイチャーモデル『Heterogeneity』。
クシロ選手の思いや人柄をプロダクトを始めアートワークにも取り入れた、今mowl内で最も勢いのあるプロダクトの一つ。
1stロットから2ndロットにあたり、アートワークが変更されているが、このHeterogeneityの1stロットのフェイスの中心に描かれた天使のアートワークは、一際インパクトが強く、mowlファンにも特に人気のアートワークである。
今回はmowlを代表する6つのアートワークを紹介させていただいたが、上記のmowl Product以外も含め、全てのmowl Product一つ一つにはmowlチームの思い入れがそれぞれあり、それを具現化/形にしてきた背景がある。
そして、今日までそれぞれの作品達がユーザー達の手元に届いている。
それぞれのmowlファンにもお気に入りのプロダクトやアートワークがあるかと思うが、それぞれのmowlファンの思いを是非mowlチームに届ける機会を願いたい。
mowlチームが描くキャンバス(プロダクト/アートワーク)は、まだまだ無限大の可能性を秘めているが、我々mowlファン一人一人の声をmowlチームへ届けて、是非mowlブランドを共に盛り上げていきたい。