今回は、2023年4月4日(火)に発売された『Hybrid Type-H』のヨーヨーレビューを行いたいと思う。
Hybrid Type-Hは、2021年に発売されたmowl初のバイプラスチックモデル『Hybrid』のボディ形状を変えた派生モデルとして誕生した。
2021年に発売されたオリジナルのHybridは、異なる2種類のプラスチック素材(PC素材・POM素材)を使用した事により、昨今の主流のメタルモデルやプラスチックモデルとは違い、バイプラスチックモデル特有の操作性を実現させ、これまでmowlがリリースしてきたプロダクトの中でも大きく話題になったプロダクトである。
オリジナルのHybridのラウンド形状に対して、Hybrid Type-Hはmowlのフラグシップモノメタルモデルの『M』でも採用されているHプロファイル形状を採用した。
mowl王道のHプロファイル形状をHybridのバイプラスチックモデルに落とし込むにあたり、リム側の形状をストレート寄りにし、ボディ全体に対してリムの面積を大きく取る形状を作り上げた。
2種類のHybridのスペックを比較。
直径 | 横幅 | 重量 | |
Hybrid | 57.1mm | 50.1mm | 62.7g |
Hybrid Type-H | 57.1mm | 46.4mm | 63.4g |
オリジナルのHybridとは直径は変わらず、横幅と重量に関しては差があるが、今回のHybrid Type-Hは王道のスペック寄りなのではないだろうか。
個人的に受けた印象としては、Hプロファイル形状を選定した事により、オリジナルのHybridとの差別化が明確化され、プラスチック特有の柔らかさとトリック一つ一つをプレイするにおいても軽快かつスピーディに対応できうる操作性を兼ねそろえながら、バイプラスチックならではの力強さも体感できる。
2021年に引き続き、mowlから送り出された新しいヨーヨーの選択肢であると同時に、再度業界へ一石を投じるプロダクトに仕上がったのではないだろうか。
現在、mowl Online Storeでは完売となってしまったが、今後再販やカラーバリエーション、更には新たな形状のHybridなど、mowlチームが手がける今後のHybridの展開にも是非期待したい。
【 HYBRID TYPE-H 】